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中国酒とカツゲンの奇妙な関係-2004/10/06

忘れないうちに。

先週の金曜の夜、海外研修時代のインストラクター某氏と、同期のフG君、僕の3人で、西麻布にある某氏おすすめのお店へご飯を食べに。

中国の料理をベースに色々と独創的な料理を出してくれるお店だったのですが、気に入った点が二つ。
・かなり本格的に中国した料理なこと。以前付き合ってた彼女に食べさせてもらった覚えのある料理を思い出しました。アヒルの塩卵なんか、特によろしかたある。
・味付けが若干濃い目な料理が多く、なんとも酒飲みのための料理であったこと。マスターが相当お酒が好きだということで、僕たちの気持ちをようくわかってらっしゃるようです。

食べ物、ノン食べ物問わず肴が揃った中、当然のように杯は空いていきまして。特に白酒という、米とコーリャンを原料とした50度あたりの中国醸造酒(醸造酒であることは、のちのちわかったんですが)をぐいぐい逝ったのですが、どうにもその香りが懐かしいのです。その甘酸っぱく濃厚な、発酵させたような香りを、僕がどこで嗅いだことがあるのかまったく思い出せませんでした。

で、日がかわって土曜の午後、強烈な二日酔いに悩まされる中、思い出したんです。それが「カツゲン」のニオイだったことを。

カツゲンとは、雪印乳業が発売していた、わが祖国北海道限定の飲料です。正確に言うと「でした」で、もう発売が中止されて久しいようです。今は味がマイルドになり、「ソフトカツゲン」という名で販売されているようです。まるで同じスポーツでもハードコアな剣道をやめ、口当たりがソフトなテニスに走った僕の遍歴を見るかのようです。
カツゲン

同じ乳酸菌飲料ということもあり、ヤクルトのハトコのような味がするのですが、カツゲンは瓶、紙パックと、牛乳のような容量で売られているので風呂上りにがぶ飲みしていた記憶がうっすらとあります。

白酒が醸し出すカツゲン臭は、それらが僕の胃の中に入ってからいよいよ勢いを増し、途中かけつけた同期のTetsuroさんを不快にさせるほどでした。ただあの臭い、いや、オイニーは道産子のオイニー。開拓臭、もしくは屯田臭とでもいいましょうか。それに包まれた僕は現在、にわかに郷土レベルのライトウィンガーとしての自覚を持つに至ったのであります。
北方領土還せ!焼き鳥っつったら、普通豚肉だろが!!

今週金曜日からクニに帰ります。なにはともあれ、左手に精肉、右手にカツゲンを持ち、反復運動に精を出してこようと思います。

  by gomid | 2004-10-06 02:29 | 食べもの

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